大阪の北浜・南森町にある、古い蔵を改築した隠れ家ダイニングとイベントスペース

百鬼夜行〜庵〜 7  鷲見博史

 ただ暑い日が続きますね、暑い日が。ECOとか節電は大事なんですけど限界もありますしね。みなさん無理のないよう、水分と多少の塩分を欠かさず摂取してください。
 この前、香川に行って来ました。田植えをしに。安部雅一さんという旅人で写真家で農業をやっている、よくわからない肩書きの人がいまして僕もつきあいは長いんですが、今だに敵か味方か判別できずにいます。その善悪定からぬアベちゃんが香川でお米を作って
まして、田植えを体験させてもらいに行って来ました。
 朝5時ぐらいに大阪を出て、3時間半ぐらいかけて到着しすぐに田植えを開始。手で植えるだけでなく、田植え機も運転させてもらいました。田んぼに無駄なく全面にきれいに植えるのはやはり難しく、僕がやった所は正直ガタガタでアベちゃんがやった所と比べると歴然の差。
こうやって土にまみれることってそうそうないので貴重な体験でした。
必要ですね、土に触ることは。食べるモノを作る段階から関わると、無駄にしないという気持ちも強く持ちますし。アベちゃんにも感謝です。きっと良い人なのでしょう。
 それから、讃岐うどんを食べ、ウチの店の香川出身ライブ出演者オススメのUmieカフェにも行って参りました。ステキでしたね、オシャレでしたね。
それから帰途につくんですが、日帰りのわりに行くところを詰め込みすぎてだいぶ疲れました。香川へは余裕を持って行くことをお薦めします。
 あと、僕が田植えした区画が汚いので責任持って稲刈りは来てくださいといわれてるんですが、よかったら誰か行ってください。

             

百鬼夜行〜庵〜 6  鷲見博史

 こんにちは。暑くなってきましたね。
テレビ番組とかCMとか見てよく思うんですけど、その出演してはる方が何らかの事情でテレビに出れなくなる。例えば恋人との別れ際に脅すとか家の鍵を勝手に交換して中に居るとか、まぁ内田裕也のことなんですけど、とにかく捕まったりしてテレビに出れなくなった時に、すぐにあぁ、もうあのCM流されへんってなるんですよ。全然僕には関係ないんですけどすぐにそっちに意識がいってしまいがちです。
 焼き肉の でん のCMも然りです。
ガンバ大阪のスポンサーだけあってやはりサッカー選手が宣伝してます。
しかし忘れてはいけないのが、彼らは移籍しよるということです。
はじめはバレー選手、→海外へ移籍。その次は安田理大→フィテッセに移籍。
と、その都度撮りなおしの必要に迫られます。
ここでやっと でん は気づいたんでしょう。次にやっと移籍はないであろう遠藤保仁を起用。
しかし遠藤とて年齢的に海外移籍はないにしろ、引退までずっと居続けるかどうかは不安なところです。ACミランのマルディーニとかセレッソ大阪の森島みたいに引退までずっと同一チームにいるというのはほんと稀だと思います。と、まぁそんな理由で降板とかになるというのは明白で非常に分かりやすいのですが、山本太郎が原発反対のデモに参加したなどの理由で決まっていたドラマを降板させられるとかはほんと意味不明で、この期に及んで反省のないおかしな力が働いているとしか思えません。
ロケンロール。

百鬼夜行〜庵〜 5  鷲見博史

どうもこんにちは。いきなりなんですけども、席運が悪いんです、僕。ライブとかお芝居とかちょっと前は寄席でも。ステージから遠いとか演者が見えないとかの席運ではなく、僕の周りに座るお客さん運が悪いというか、ついてないというか。
ほんまにねぇ、考えてほしいんですけど、ライブとか寄席とか、不特定多数の人が集まる箱のなかにこれから行こうという人は無駄に香水なんかつける必要なんかない訳ですよ。全っ然ステージの方に集中できないですから、臭くて。楽しくもなんともなくなるわけです。あとは、そのイベントの種類にもよるんですが、幼子を連れてくる親。ガヤガヤしてるイベントとかで子供がよければ別にいいと思うんですが、比較的静かにしないといけない場所に連れてきては
いけません。この前寄席に行ったとき僕の横に子供が座りその奥にその子の親が座っていたんですが、嫌な予感がしてて、案の定、噺の途中で子供がグズりだすんですよ。
だって4歳ぐらいの子にわかるわけないですもん。
そこで親はゲームをさせて子供の気を紛らわせようとしたんですね、また嫌な予感がしまして、まさかゲームの音が洩れるんちゃうやろなと。しかし流石にそこは消音にしていてこちらも一安心と思った矢先、ボタンを押す音がガチャガチャとうるさく、ねぇママはやく帰りたいというダダも間に挟む始末。当然です。子供は一切悪くないですから。
鉄板のレース以上に予想できたであろうこの状況を、なぜこの親は想像できんかね、と隣であれこれ考えている間に、気がつけば噺の落ちがついているという落ちです。