絵と音と言葉のユニットrepairがお送りする、架空の映画館「FILMLESS CINEMA」
フィルムもなければ、映像もない。
あるのは映画の断片的な情報（例えば、絵や、音楽、時に味覚など）で映画を想像して楽しむ映画館
全ては架空から生まれた架空続きの幻想です。
　　　
昨年galerie6cで行ったFILMLESS CINEMAでは展示をメインに、ロビーに見立てた空間に架空の映画のポスターを。
木鳥WORKS江崎氏の手掛けた映画館のセットの中では、上映中の作品【ROMANCEーマグネスの恋ー】の絵画たちが。
そして流れる音楽は上映中の作品【ROMANCEーマグネスの恋ー】のサウンドトラックとして制作。
　　　
今回この演奏会では、このサウンドトラックにスポットをあて一夜限り大阪北浜雲州堂にて「FILMLESS CINEMA」開館します。
会場となる雲州堂に併設するdining ioriより、【ROMANCEーマグネスの恋ー】の舞台ギリシャにちなみ「ウゾー」という神聖なお酒も特別に登場。
ウゾーとはゆっくりすすって飲むお酒で「一日のおわりにゆったりした時間を過ごす」という意図があるそうです。　ぜひこちらもお食事とあわせてお楽しみください。
　　　
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【ROMANCEーマグネスの恋ー】
　　　
– よあけと共に姿を消す君に、祈りを捧げた –
　　　
緑が広がる草原に、羊の群れ
あの地平線に太陽が現れたとき、君はもうここに居なくなる
　　　
羊飼いマグネスは亡き恋人を想い続け、
夜空を見上げ、もう一度君と食事が出来たならと願いを放つ。
　　　
北の空に祈りを捧げ、その想いは何かを引き寄せる。
儚くも美しい静かな恋の物語。
　　　
※古い伝記によると羊飼いマグネスが丘の上で羊の番をしていた時に、
鉄の杖が石にくっつき、鉄を引き寄せる不思議な石があるという所から
磁気の発見につながった様です。